Mac環境でCM搬入(XDCAM)の注意点

Mac環境で、CM搬入用のXDCAMを作成する場合
注意点があるので備忘録として残しておきます。

XDCAMメディアのGeneralフォルダ内に、メタファイル(XML)を
ドラッグしてコピーするのですが、Generalフォルダ内に
不可視(見えない)ファイルが勝手に作成されます。

 

XDCAMメディアを開いみても何も入っていません。

FTPソフト(Transmit)などで、Macのボリューム内からXDCAMメディアを
表示すると不可視ファイルが確認できます。

XDCAMを選択。

XDCAMの中が表示されるので、Generalフォルダをクリック。

Finderからは表示されなかった、不可視ファイルが表示されます。
「.@・・・・・・・・・.MXF」と
「._・・・・・・・・・.XML」です。

「.@・・・・・・・・・.MXF」は
ClipフォルダにCMの映像データ「.mxf」ファイルをアップすると
作成されますので、これは問題ありません。

もう一つの「._・・・・・・・・・.XML」ファイルが問題で
搬入ルールにある「Generalフォルダ内には、XMLファイルは一つだけ」に
違反したことなり再搬入が必要になります。

これは現在、Mac環境だけで起こることなのですが
そのファイルは削除する必要があります。

※「.@・・・・・・・・・.MXF」ファイルと自分でコピーしたメタファイル
「CM_ABCD123456.xml」は必須なので削除しないでください。

FTPソフトで「._・・・・・・・・・.XML」ファイルを選択し右クリックで
表示されたリストから「ゴミ箱に入れる…」を選択、削除します。

この時、即座にファイルは削除されていると思うのですが
念の為、Macのゴミ箱を空にします。
※XDCAMメディアはマウントしたままで取り出さない。

削除ファイルは、もともと不可視ファイルなので、ゴミ箱が空表示のままの場合。

適当なファイルを作り、ゴミ箱に入れ

ゴミ箱を空にします。

その後、XDCAMメディアを取り出してください。
以上です。

Final Cut Pro Xのダウングレード

Final Cut Pro X の 10.6へのバージョンアップを
2021.10.20に行った。

起動後、Mac本体内のGPUは対応外とのエラー。

ごまかし、ごまかし使用していましたが
ショートカットを使うとクラッシュしたりが
頻繁に起こるようになり

仕方なく10.5.4に、ダウングレードすることに…。

Apple StoreやAppleのサイトでは、旧バージョンのdmg等は
リンクがなく、Time Machineの過去バージョン(2021.10.19)を
使ってダウングレード。

うちのMacは、現在も2013が現役・メイン機種で
時代遅れ感も否めないのですが、未だ移行計画の時期は不明です。

パソコンを使っていると、どうしても遭遇する
本体環境とソフト環境のズレに遭遇します。

本体環境だけ新しくなっても、ソフト側が追いつかず
本体環境が古いと、ソフトの進歩について行けず…。

自分の頭を切り替えて「順応」して行けばいいのですが
思ったように制作できる環境は、ある意味「毒」です。

来年、AppleシリコンのMシリーズを乗せた
Mac Proが発売されるというニュースがあります。

高性能なMacになるのでしょうが
ハードとソフトが安定して動作するには
もっと時間が掛かるように思います。

同時に、新しいハードになることで
今出来ていることが出来なくなる可能性も
考えられるので、本体環境の刷新を行うのは
もうしばらくは「静観」になりそうです。

Equipment

Blackmagic Pocket Cinema Camera 6K Pro

本日、Blackmagic Pocket Cinema Camera 6K Proが到着。

カメラケージはSmallRig製を注文しましたが
bmpcc6k pro用のケージは、5月初旬に販売なので
それまでは、完全なリグは組めない。

ちなみに、Blackmagicのカメラはこれで5代目。

「Ursa」に始まり「Production Camera 4K」
「Ursa Mini 4K」「Pocket Cinema Camera 4K」からの
「Pocket Cinema Camera 6K」。

制作で、ビデオファイルからRAWへの転換を基に
カメラをBlackmagicへと変更しましたが
最近では、ファイル容量の軽い「BRAW」が主軸です。

将来的には、Ursa Mini 12Kも視野に入れていますが
収録メディアに、大容量のU.2 SSDが必要なのと
編集環境の整備が必須なようです。

Cinema 4D R23 Multi Pass Render

あまり使用していなかったC4Dのマルチパスレンダリングで
どうしても出来ないことがあり、検索しても出ていこない…。

原因は、設定箇所をよく見ていなかっただけでした。

マルチパスレンダリングされたPSDファイルを
After Effectsに読み込んでもオブジェクトバッファが
表示されない(使えない)という問題。

 

結果的にはPSDのマルチレイヤーファイルでの
オブジェクトバッファは、そのままでは使えない。

レンダリング設定の「マルチパス画像」の項目。
「マルチレイヤーファイル」にチェックが入っていたことが原因で
このチェックを外すと、設定した各マルチパスファイルが
個別に出力されます。

 

Cycles 4Dのテクスチャーで困った

Cinema 4D(以下 C4D)のフィジカル+GIレンダリングだと
時間が掛かり過ぎるので、以前購入していたCycles 4Dを使ってみた。

Macは以下の環境

・MacOS Catalina 10.15.7
・CPU 2.7GHz 12core
・128GB DDR3
・purge-wrangler-master(6.3.3)
・Sonnet eGFX Breakaway Box 650W
・AMD Radeon Pro WX 9100
・Cinema 4D R23.110
・Cycles 4D Build 509

Cycles 4Dのテクスチャーで「Image map」で
画像貼り付けたら、画像が表示されずピンク色に…。

AMDのドライバーか?
MacOSのバージョンか?
外部GPUの問題か?

いろいろゴニョゴニョやってみて
あきらめかけていた所

Image map で「Load from Disk」のチェックを外してみると
画像が表示されるようになった。

新しいことは、エラー回避して
制作まで漕ぎつけるのが大変。

でも、3DCGアニメーションの制作が
ゲームチェンジャーな予感…。

と、期待大だったのですが
やはり、触り初めはわかっていなくて
調べていくと色々問題が…。

レンダリングが早いと感じていたのは
サンプルング数が低く設定してあた為で
完成画像は粗かった。

さらに、Cycle4DはCUDAのみ対応で
MacのMetalは対応予定無しとか;)

結局、Windows使ってね!って事のようです。

RedShiftのMac完全対応版 待ちかな…。

Equipment

Mac Pro 2013にeGPU接続

DaVinci Resolve 16で
4Kグレーディングの書き出しでエラーが頻発
さらにはDaVinci Resolve自体も強制終了されてしまう現象が…。

仕方なくMa ProでDaVinci Resolveセッティングして
Mac mini 2018に送りレンダリング。

でも、面倒。

久しぶりに、Mac Pro 2013のeGPUについて調べてみると
macOS Catalina 10.15.7 なら行けそうな感じ。

Mac mini 2018に繋いでいた、Sonnet Technologies の
eGFX Breakaway Box 650 (AMD RADEON PRO WX 9100) を
Mac Proと接続。

purge-wrangler.sh (Ver 6.3.3) をあてて
見事に認識されました。

調べつくしてないのでアレなんですが
Mac Pro起動時には eGPUを外しておき
起動後に接続しないと
Mac Proから直接のモニター出力は
出来ないっぽい、です。

これはこれで面倒ですが
必要な時だけeGPUの恩恵を借りれるのは
電気代的にも優しい!

 

フォローフォーカス(デジタル)

 

Blackmagic Pocket Cinema Camera 4K用に
いろいろリグやら組んでいくと、手動のフォローフォーカスでは
使いにくいことに。

手元で操作できるモータータイプのPDMOVIE PDL-PFZを購入。

2チャンネルなので、フォーカスとズームに使用し
コントローラーを、SHAPE の RPB4A に設置。

Redrock Micro の時と同じで、電源を入れたら
ギアの初期設定が必要(これが意外とめんどくさい)。

ズームは回転の可動域があるので、モーターの下にある
ボタンを長押しで勝手に調整してくれるのですが

ピントは、下ボタンの長押ししちゃうと
ズーッと回り続けます…。

※下ボタンで強制停止可能。

なので、手動でレンズのフォーカスリングを右に、左にで
モーターに圧が掛かかるので、それで調整終了。

V-マウントのベースプレートから電源を引いているので
バッテリー交換毎に、この調整が必要。

レンズを守るために当たり前な事なのですが
撮影時の急いでる時は面倒。

そのほかの改善点を書けば…

・電源ON or OFFスイッチが欲しい。
・モーターが一周以上した場合、無限回転状態で止まって欲しい。

電源部分は、PDL-PFZ とバッテリープレートの間に
D-Tapのスイッチボックスを自作して経由すればなんとかなりそう。

 

フォローフォーカス

Blackmagic Micro Studio Camera 4K のフォローフォーカス用に
TILTA Tiltaing Mini Follow Focus – FF-T06 を購入しました。

ピントとズーム用の2個。
アマゾンで 15,246円 x 2。

「Mini」と言うだけあって15mmロッド1本で
固定できる小さめなフォローフォーカス。

ロッドに固定した後で、ギア部の根元に
角度を変えられるギミックあり。

少し残念なのは、回転可動範囲が180度ぐらいで
360度以上回転できないこと。

これって、レンズ交換した後に
フォローフォーカスの回転位置を
レンズ回転の中心に戻しておかないと

フォローフォーカスの回転範囲が終わり
レンズ回転の最終まで動かなくなることが!

edelkrone の FocusONE にしとけば良かったかな…。

ちなみに、edelkroneでは、2020.08.28まで
「End of summer sale」だそうで

FocusONEが、通常 32,200円 が、25%オフの 12,900円でした。

もしかして、新しいの、出る?

レンズフード

レンズには保護フィルターを付けているのですが
可変UVもあり、Canon EFの標準レンズフードが
取り付けできません。

なもので、カメラの移動時に保護フィルターの
緩衝がゼロで、何かの角に接触して
良くて「傷」、悪くて「割れ」の心配。

Blackmagic Pocket Cinema Camera 4K に
MFTレンズマウントからEFマウントへの
変換アダプター、Metabones T Speed Booster XL 0.64x Adapterに

Kenko バリアブルNDを取り付け、その先に保護フィルター。

レンズ先から少し出た所に、HAKUBA ワイドメタルレンズフード
KWMH-82を取り付けてみたが、やっぱり蹴られ…。

サンダーで先を削ってみたけど、どうしても
ワイド側で映り込む。

B+W 82mm Screw-In Metal Wide Angle Lens Hoodを
購入も少しだけ映り込みがあり…。

また、サンダーで削るしかなさそう。

AC電源環境

Blackmagic Pocket Cinema Camera 4KのAC電源環境で
最終的にIDX AC-100にたどり着きました。

電源が必要な、カメラ、デジタルフォローフォーカス、
外部モニター、LEDカメラ照明、音声無線機。

IDX CUE-D300(286Wh)でも、長時間の撮影には向かず
AC電源で、と考えて、最初は「各AC電源をタップに差して」

とか考えていましたが、カメラ周りが雑多で移動がし辛い。

V-マウントのプレートでAC電源を取れるLanParte VBP-03も
買ってみましたが、いろいろ接続すると電源不足。

最終的に、古来より伝わる(w)IDX AC-100に。

新品買うと高いので、中古で入手しました。