旧フライングロゴ制作の備忘録

なんだか、ふと、旧フライングロゴ制作を思い出したので
備忘録としてざっくりと記録。

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当時、Macintosh Quadra 950がメインマシンでした。

フライングロゴの制作フォーマットは
「アニメ2秒半+半秒フィックス」または
「アニメ2秒+1秒フィックス」で
当時、15万 or 25万〜だった時代です。

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まず、企業・店舗さんのロゴやマークの
プリント媒体(版下など)を頂き、
スキャナーでMacにEPSファイルで取り込む。

IllustratorでEPSファイルを開き
ロゴやマークをアウトライン化。

この後の工程は、二つに分岐する。

一つ目 ——————————————-

FontMongerでIllustratorファイルを読み込み
フォントとしてロゴやマークをフォント化。

(この頃は、IllustratorのEPSファイルを
3Dソフトに取り込みが出来なかった。)

form Z で立体化し、ElectricImageのFact形式で
3Dファイルを出力。

その後、ElectricImageでアニメーション化。

二つ目 ——————————————-

Swivel 3Dで、押し出しで奥行きを付けたり
回転で3Dモデルを生成。DXFファイルを出力し
ElectricImageでアニメーション化。

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ElectricImageでのアニメーションのレンダリングは
1枚(1フレーム)ずつpictファイル形式で出力。

画面一杯のオブジェクトで「透明度」+「反射」を
使っていると2秒半(75枚)や2秒(30枚)の計算に
10時間以上も時間が掛っていたような…。

記憶が薄いけど、VideoボードのVideo Explorerと
Video recording softの「マックバック」という
ソフトで1枚(1フレーム)毎に、β-camデッキで記録。

この時も、テープ記録で1フレーム毎に出力するので
プリロール「6秒ぐらい」+1フレ記録+ポストロール「3秒ぐらい」と
次のコマへのサーチ計算時間が必要。

今日のように、リアルタイムにほぼ実時間で
記録されることは出来なくて、記録機材への負担と
完成までは待たされることが多かった。

テープ記録が終わった後に再生してみると
1フレームだけノイズが入っていたり(別の箇所でやり直し)と
気の抜けない作業が続いていたことを思い出します。