macOS High Sierraについて

当方のMac Pro(ゴミ箱系)は、未だに「High」の付かない「Sierra」です。

なぜ、アップデートしないのかというと
ストレージのメンテナンスソフトのDiskWarriorが
新しいファイルシステムに対応していないためです。

長年、ストレージのクラッシュもなく
使用できているのはDiskWarriorのおかげ!
だと、勝手に思っているからです。

OSアップデート後のBizonBoxの挙動も
心配の種ですが、すでにアナウンスされている
DiskWarrior 5.1の登場を心待ちにしています。

いまさらながら Apple ProRes 4444 XQについて

Adobe After Effects CC 2018で、Apple ProRes 4444 XQ の
書き出しについてテストしてみました。
ムービーファイルの容量等がどうなるか、結果は以下のとおり。

映像元素材 1920 x 1080 29.97 FPS 3秒

・Aplle ProRes 422 Proxy データレート : 44.67 MB/s データ容量 : 17.8 MB
・Aplle ProRes 422 HQ データレート : 220.69 MB/s データ容量 : 83.9 MB
・Aplle ProRes 4444 データレート : 322.89 MB/s データ容量 : 122.3 MB
・Aplle ProRes 4444 XQ データレート : 493.53 MB/s データ容量 : 188.3 MB

ちなみに、通常のMac環境では、After Effectsで「Aplle ProRes 4444 XQ」は
選択できないので、少しだけMacのカスタマイズが必要になります。
以下、設定手順。

アプリケーションフォルダの「Final Cut Pro.app」を
「controlボタン」を押しながらクリックし「パッケージの内容を表示」を選択。

「Contents フォルダ」「PlugIns フォルダ」「Compressor フォルダ」と開き
「CompressorKit.bundle」を「controlボタン」を押しながらクリックし
「パッケージの内容を表示」を選択。

「Contents フォルダ」「PlugIns フォルダ」「ProMediaIO フォルダ」「Components フォルダ」と開き
中にある「AppleProResCodecEmbedded.component」をコピー。

次にアップルのメインメニュー「移動」の「フォルダへ移動」を選択し
フォルダ位置を入力に「/Library/QuickTime」を入力。

開かれるのは QuickTime のコンポーネントフォルダで、その中に先ほどの
「AppleProResCodecEmbedded.component」をペースト。

After Effectsを起動し、メインメニューの「編集」「テンプレート」「出力モジュール」を選択。
「設定」項目の「新規」または「複製(ProRes設定のテンプレート)」を選択。

「形式」のセレクターからQuickTimeを選択。

「ビデオ出力」の「形式オプション ボタン」をクリック。
「ビデオコーデック」のセレクターから「Apple ProRes 4444 XQ」を選択。

これで、レンダリング時に、簡単に「Apple ProRes 4444 XQ」への出力が
簡単に選択出来るようになります。

※AppleProResCodecEmbedded.component の設置が完了していない場合
 「ビデオコーデック」のセレクターから「Apple ProRes 4444 XQ」は
 選択できません。

ProRes 4444 HQ の画質についてですが、映像素材の内容にもよりますので
検証はしませんが、撮影素材がProResの場合や、Rawファイルから
ProRes 4444 HQ への書き出し後、カラー調整や再グレーディング時には
ProRes 4444 HQ の方が「粘り」があると思います。

WEB VR系

WEBサイトに360度画像を埋め込んでグリグリ回す
パノラマVRのお仕事(CMS込みで)。

昔、むかし、QT VRは経験あるのですが
現在は環境も変わってWebGLの世界。

いろいろ、ネット情報を探してSampleページなど
見ていたのですが、Safariだけ開かないことが(後記)…。

Googleさんから情報を得て
今時一般的な、three.jsのコンポーネントを使用。
サムネールをクリックしたらLightBox風に
VR窓がページ内に開くタイプに生成。

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製作時にSafariの挙動で、読み込む画像が大きいと
コンソールエラーが出て表示しないみたいでした。
(画像縮小したら無事表示された!)

それと、three.jsのバグだと思いますが
1枚目を表示後閉じて、2枚目をクリック表示しても
表示画像が1枚目のまま…。

表示後に閉じてもメモリーから解放されていないようでした。

仕方ないので、閉じるボタンにそれぞれのコンポーネントを
「dispose()」で削除、めでたしめでたし;)

HDCAMレコーダーの寿命

スタジオバズの本サイトにはXDCAM納品のXMLツールを
無償公開しているのですが、僕の所では未だにCM納品はHDCAMです。

そのHDCAMレコーダーが、急に不調。
再生は問題ないのですが、レックすると
フィールドがズレたような映像に…。

もともと中古なので、アレなんですが;)

年末の忙しい時期だけに、仕方なく
ホントに仕方なく、中古HDCAMデッキを購入し
HDCAM納品を延長。

ついでに、ヘッドクリーナーのテープまで購入。
まだ試していませんが、レコードヘッドの「汚れ」だけで
済めばいいのですが…。

ちなみに
HDCAMのトラブルでダビングできなくなった納品物は
XDCAMで納品しました。

局から打ち返されていないので
問題はなかったようです(あるワケないか;)。

ついでに、XDCAMのメディア在庫が60本に増えました。
HDCAMテープも年末用に50本に増やしたばかり…。

タイミングのズレでXDCAMへの移行は遠ざかりました(たぶん)が
またも中古デッキなので、寿命は短く元は取れないでしょうね…。

個人的な想い、なのですが
データコピーより、テープに落とし込んでる方が
制作の仕事を「やってる」感が出るのですが…。

BIZON BOX 再び不調(OS X セキュリティアップデート後)

メインマシンのOS Xは未だ、Sierraです。

ファイルシステムの「APFS」に、まだ、懐疑的なのと
HD or SSDのメンテナンスツールの不整備によるものです。

昨晩、OS Xのセキュリティアップデート 2017-002を行なったところ
アップデート終了起動時、GPUエラーが…。

いつも思うのは、eGPUがハード的に壊れた?的な
マイナスな思考に陥りますが、意外と修正は簡単でした。

(1)NVIDIA Web Driver をアップデート。

(2)CUDA Driver をアップデート。

(3)BIZON BOX Device Managerで「Step 1」「Step 2」を
   順番に押すだけ(再起動あり)。

eGPUに対応している High Sierra では
こんなことには、ならないのでしょうかね?

Blackmagic Camera Setupについて

本日公開されていた Blackmagic Camera Setup 4.7 を
あまり読まずに URSA Mini にインストール。

終了後、嫌な予感の「Update failed」の文字が…。

カメラの電源ボタンを押しても起動せず
「やばー」な状態に。

とりあえず、Blackmagicのサポートページにて
「URSA Mini」のテキストが記載されている
Blackmagic Camera Setup 4.4 をDLしインストール。

※インストール時に「カメラの電源を入れてね!」的な
アテンションが出るけど「Close」して「Update」へ進む。

Blackmagic Camera Setup 4.4 は無事インストールでき
「このアップデートは、このカメラの最終バージョンです!」的な
文字が…。

全ては、URSA Mini Pro に移行しているのですね…。

URSA Mini 4.6K を国内で買わず、Blackmagic期限を過ぎても
格安にて「Pro」にアップデートできるB&Hで買っとくべきでした。

BIZON BOX 3 エラー

Mac OS X Sierra セキュリティアップデート 2017-001 の後
BIZON BOX 3 がGPUを見失って「Not Conected」に…。

システム環境設定にある Z-Manager(BIZON BOX)の
「Step 2」をクリックして、BIZON BOX のドライバーを
アップデートすることで復帰しました。

「High Sierra」は、まだ、いろいろと問題がありそうなので
制作環境のMacでは、OSアップグレードは見送り中です。

High Sierra でも動くとは書いてますが…。

CM搬入用 XDCAM XMLの仕様変更

2017年10月からのファイルベースのCM納品仕様に変更がありました。

 

搬入メディアでは、池上通信機さんの「GFPAK」が無くなり

「XDCAM」と「P2」のメディア、あと、一部地域にて

「オンライン(ネットアップロード)」が開始されたようです。

 

それに伴い、XMLの書式も一部変更になっています。

・搬入媒体種類の「GFPAK」が無くなり、「オンライン」が追加。

・ラウドネス値をユーザーエリア3に記載。

・ラウドネス値が「-28.0」を下回るの場合の理由をユーザーエリア3に記載。

・etc…

 

素材ファイルのタイム構成も変更があります。

(アップロードの素材データ量を減らす為でしょうね…)

・前後のブラック(黒信号)は不要。

・カラーバーの時間が「45秒以上」から「5秒」に変更。

・クレジットの時間が「12秒」から「2秒」に変更。

・etc…

 

近い将来、広告代理店コードと制作会社コードが有償発行され

「有償」=「アップロードサーバ」のレンタル費?

なのでしょうか?

最終的には、「オンライン」のみで素材納品となるんでしょうね…。

 

eGPU (BizonBOX 3)

Mac Pro 2013 ( Thunderbolt 2 ) に BizonBOX 3 をセッティング。

[ 注文内容 ]
・BizonBOX 3
・BizonBOX EX HDMI(TITAN Xp の HDMI出力に接続しておく終端)
・NVIDIA TITAN Xp Pascal 12GB
・Power Supply 400w

< Apple >
Thunderbolt 3(USB-C)- Thunderbolt 2アダプタ

< Eny >
Thunderbolt 2 ケーブル
電源ケーブル 3ピンソケット(メス) 〜 3ピンプラグ(オス)
【 注意 】BizonBOX には、電源ケーブルが付属されていません。

 

[ BizonBOX 3 の設置手順 ]

(1)OSXのセキュリティーロック「Rootless(SIP)」を解除する。

ユーティリティーソフトのターミナルを起動し、現在のセキュリティーロック状況を確認。
「csrutil status」を打ち込み「Return」。

>> System Integrity Protection status: enabled. => SIPがON(ロック中)
>> System Integrity Protection status: disabled. => SIPがOFF(ロック解除中)

SIPがON(ロック中)の場合、以下の要領でロック解除。
1. Macを再起動し、リカバリーモードで起動「Command + R」。
2. メニューバーからターミナルを起動し「csrutil disable」<= ロック解除。
3. Mac再起動。 ※SIP解除できたか確認は、ターミナルを起動し「csrutil status」を打ち込み「Return」で 「>> System Integrity Protection status: disabled.」なら解除できています。

 

(2)Macを終了し、BizonBOX 3 をMacと接続

1) 梱包ダンボールから出した BizonBOX 3 の底にある、プラスネジ x 4個を緩めて
中に入っている、グラフィックカードの緩衝用のビニールを取り除く。
※プラスネジ x 4個は、柔らかいネジなのでネジ山をナメやすく、プラスドライバーで作業する際は注意。

2) BizonBOX 3 に Thunderbolt 3(USB-C)- Thunderbolt 2アダプタを接続。

3) Thunderbolt 3(USB-C)- Thunderbolt 2アダプタ に Thunderbolt 2ケーブルを接続し反対側をMacに接続。

4) BizonBOX EX HDMI を NVIDIA TITAN Xp の HDMI端子(x1個)に接続。

5) Power Supply 400w のケーブルを BizonBOX 3 に接続し、3P電源端子をコンセントに接続。

 

(3)BizonBOX のドライバーをDLしインストール

1) BizonBOX に付随のペーパーマニュアルにある「Bizon tech」URLから「bizonboxmac.zip」をダウンロード。

2) 「bizonboxmac.zip」を解凍後にできた「bizonbox」フォルダー内の「bizonbox.prefPane」を
右クリックし「開く」を選択。Macの「システム環境設定」に「BizonBox」がインストールされる。
※Mac管理者のパスワード入力あり。

<< BizonBox Z-Manager >>

3) 「Step 1」ボタンクリック。BizonBOX のアクティベーションが始まる。
※Mac管理者のパスワード入力あり。
終了すると、Mac再起動。

4) 「Step 2」ボタンクリック。自動で「NVIDIA Web Driver」インストールなど環境設定が行われます。
※Mac管理者のパスワード入力あり。
終了すると、Mac再起動。

5) アップルメニューから「このMacについて」より「システムレポート」を表示すると
無事にグラフィックボードの NVIDIA TITAN Xp 等を認識しているはず。

6) Mac本体と BizonBoxの2枚のグラフィックボードで、Macのモニター環境が拡張されているので
現在、メインモニターに表示されている画面が、Mac本体のモニターか確認。

 

<< システム環境設定 ディスプレイ >>

「システム環境設定」の「ディスプレイ」の「配置」から使用するディスプレイに
メニューバー(白いバー)があるか確認(通常左の小さい方)。
※右側にメニューバーが行ってる場合、メニューバーを左側へドラッグして配置。
※環境によって異なる場合があります。

こちらの環境では、ワコム タブレットを使用しているため「マッピング」の設定が必要でした。
※ワコムドライバーは「6.3.24-1」で、「マッピング」の「表示エリア」を「モニタ1」に設定。

 

(4)NVIDIA Mac用 CUDA ドライバーをDLしインストール

NVIDIA から、NVIDIA Mac用 CUDA ドライバーをインストールしないと
Adobe Premiere、After Effects等で、eGPUを選択・使用できませんでした。

インストール後は、Macを再起動し BizonBox 3 の設定は完了です。

ちなみに…。

<< NVIDIA Web Driver >>

NVIDIA Web Driver で、「OS X Default Graphics Driver」を選択すると
NVIDIA TITAN Xp が読み込まれないようでした。

このままだと、Macのセキュリティーロックは解除されたままなのでロックをかけました。
1. Macを再起動し、リカバリーモードで起動「Command + R」。
2. メニューバーからターミナルを起動し「csrutil enable」<= ロック。
※ロックしても問題なくeGPUは読み込まれています。


Macのセキュリティーを再ロックすると、次回起動時に
GPUが読み込まれないことが発覚しました。
BizonBox 使用時は「アンロック」状態のままで使用する必要があります。

 

(5)ソフトで検証

・Adobe CC 2017 の Premiere、After Effects、PhotoShop、Illustrator、
DaVinci Resolve 14 ではeGPUが、読み込まれていました。

・Cinema 4D R19 ですが、eGPUは認識されていませんでした。
現在の ProRender では、使用できないようです。

※デモ版のRedshift render では、認識されていました。

C4D R19とeGPU

先日、C4D R19をDL。

x-particlesをR18から移行し
GPUレンダリングのPro Renderをチェック。

使用するGPUは、AMD FirePro D700 x 2に設定し
書き出しを見てみると、やっぱり連番でのムービーファイルは
保存項目がありませんでした(モーションブラー設定も無し)。

Fix Onlyなんですね…。

あと、グローバルイルミネーション用にSky Mapで
「385.5MB」の「.hdr」ファイルを貼って見た所
GPUのメモリーエラーとか出てレンダリングできませんでした…。

しばらくすれば、他のユーザーさんが
回避方法とかTips掲載してくれるでしょう。

でも、光の加減や被写界深度がプレビューできるのは助かります。

R18のフィジカルレンダリング設定をR19で開いて
重いワンカットをレンダリングテストしてみた所
R18が「3:14」R19が「3:33」と、あれれ?

R18の設定が、レンダリングスピードを足止めしているのでしょうか?

MacPro 2013のGPUが古いので仕方がないのか
Pro Renderが、熟成・最適化されてないからなのか
Pro Renderは、少しもっさり感があります。

いつ頃から付いてるいたのか、記憶にないのですが
R18でもプレビュー用の「ハードウェアGPUレンダリング」がありますが
それは早いんですよね…。
これ、改良してくれたら良いのですが〜*

仕方なく、eGPUレンダリングとして
少し前から気になっていた「BIZON BOX」を
本日、ポチってしまいました;)

レンダラーは「Redshift Render」を狙っています。